高校の授業料減免急増 定時制を直撃、日高教調査 ―http://www.sankei.co.jp/news/050519/sha071.htm― 2004年度に授業料減免を受けた高校生は2年前の02年度に比べ52%増え、 子どもの教育費を負担できない家庭が急増していることが 19日、日本高等学校教職員組合(日高教)のまとめで分かった。 定時制だけをとると、2年前の4倍以上で困窮ぶりが際立つ。  27道府県の公立高180校を対象にアンケート、20道府県の65校が回答した。  回答校で減免を受けた生徒の総数は、02年度に2592人だったが、 03年度は3398人、04年度は3927人と4000人に迫った。 このうち定時制は02年度の94人から04年度は438人となっている。  経済的理由で修学旅行に参加できなかった生徒は02年度11人、03年度22人、04年度30人。 経済的理由で退学した生徒は02年度が8人、03年度は2人に減ったが04年度は11人。  日高教の工藤毅(くどう・たけし)副委員長は 「苦しくても減免手続きをしない保護者もいる。  減免基準を一層緩和することや手続きの簡素化が必要だ」と話している。(共同) (05/19 19:29)